2013年9月、ダウジョーンズ社がダウ平均株価の銘柄入れ替えを発表している。その内容は、ある意味驚愕だった。
・除外企業:アルコア(AA)、ヒューレットパッカード(HPQ)、バンクオブアメリカ(BAC)
・追加企業:ゴールドマンサックス(GS)、ビザ(V)、ナイキ(NKE)
アルコアやヒューレットパッカードの除外は、業績不振が伝えられていたので想定内だろう。また世界最大のクレジットカードブランド=ビザの算入は、ある程度理解できよう。ここで問題なのは、やはりバンカメOUT⇒ゴールドマンサックスINの部分だろう。
金融マーケットでの数々のいかがわしい取引を行ってきたゴールドマンサックスが、果たしてダウに相応しいのか。アップルやサウスウエスト航空やヤム・ブランズなど、他にNYダウ30銘柄に入っても良さそうな企業は沢山ある。何故ダウジョーンズ社は、ゴールドマンサックスのような「悪行ここに極まりけり」といった輩を選ぶのだろうか?バンカメが外れる事で、金融のバランスを取ったのだろうか?それともやはり、ダウジョーンズ社と投資銀行業界とで、裏の密約があったのだろうか?
いずれにせよ、世界で最も代表的な株価指数としては、ふさわしくない入れ替えだったと言えよう。まあそもそも、アメリカの標準株価指数は今やS&P500指数の方だし、実体経済には特に影響は及ばないだろう。日本のメディアも、アメリカの株式市場を報じる時に、いい加減NYダウを止めて、S&P500指数を報じるべきだろう。